2012-01-01から1年間の記事一覧

42番   大社   −   出雲大社

わが国最古の社殿様式の神社で天照大御神の神勅によって造営された。縁結びの神、福の神、農耕の神、海運の神。神紋は二重亀甲剣花菱であるが黄金色に輝く神文は誠に荘厳。

41番   日御碕   −   日御碕神社

上の神(神の宮ースサノオノ尊)下の宮(沈み神ー天照大神)が各々祭られている。本殿に向かって左側から編まれた注連縄はここと出雲大社だけ。角つき狛犬。(40番関連:神国の日御碕神社「特殊信仰並神事」欄に和布刈り神事について述べられているが「宇竜の権現…

40番   宇竜   −   熊野神社

神国には近くの荒魂神社をふくめて記載がない。昭文社、人文社にはある。山口は熊野神社、大谷は橋姫大明神としているがいずれにしても権現島にあるこの神社に徒歩で参拝することはできず対岸から遙拝するのみである。41番関連:和布刈り神事はこの神社で行わ…

39番   鷺浦   −   伊奈西波岐神社(いなせはぎ)

神社の付近に善根宿があった(大谷「S7年生・男」)。神国の「特殊信仰並神事」欄に「正月と祭礼には臼で火をたき八升のご飯を炊いて12の椀に盛りお供えする行事が古来より行われている」とある。門扉が閉ざされ拝めない拝殿あり。広い境内はきれいに手入れさ…

38番   鵜峠(うど)   −   大宮神社

この神社は昔炎上し記録を焼失したが日本海を航行する船の安全を祈念して建立された。神社付近に駐車場はないので約200メートル山手側に進むと駐車可能場所あり。

37番   猪目   −   大歳神社

入り口が分かりにくいが県道23号線猪目橋から山側に約100メートル直進すれば猪目分校跡に至り同校の校庭に接している。さらに山側に進めば猪目峠の茶屋跡を経由して大社(40番)にいたる。神国によると由緒・沿革不詳とある。

36番   河下   −   意保美神社

神国には由緒・沿革は不詳、宝物として「刀剣一振」となっている。例大祭には獅子舞、神事花がある。

35番   小津   −   許豆神社(こづ)

海岸沿いの前川橋付近に駐車しておくこと。途中に駐車場、方向変換ができる場所がない。駐車した場所から約100メートル入って右折。額に神社の由来・祓詞(はらいことば)が掲げられている。この十六島湾は北西の風が強いところだがこの風を迎え撃つように北西…

34番   十六島    −   許豆神社(こず)

神社への入り口が分かりにくいが海岸沿いの広場に駐車しておくこと。漁師町独特の狭い道が約100メートル続き約270段の石段。駐車・方向変換の場所はない。鳥居がある石段とその右側に古い石段があるが旧道か。十六島湾の周辺に許豆神社が5箇所あるそうだ。

33番   釜浦   −   石上神社

天正年間(1573年代)に火災に遭ったのでご神体を近くに奉還していたが明治12年に現在の場所に建立された。鳥居には石造の立派な神額。この場所も高い場所にある。

32番   塩津   −   石上神社

浦に点在する神社が洪水・津波で流失し再建された神社が多数あるなか当社も約900年前に流失。ご神体を平島の海底から抱き上げて以来地元では「石上さま」と呼んでいる。ご神体は「石」で神社裏側の木柵の中に鎮座されている(再発見)。石碑七体にそれぞれ榊が…

31番   唯浦   −   田田神社(ただ)

この神社も約800年前に大洪水大津波により流失。再建されたが建立場所として高所を選定されたものと思われる。昭和46年に遷宮されたがその際、北向きであった本殿を東向きに変えられた。駐車場がないので西方約100メートル北浜分団ポンプ小屋収納庫付近に駐…

30番   三津   −   御津神社

以前は七浦めぐり(小津・多井・塩津・只浦・三津・コイ浦・佐香浦)も行われていた。燈籠の四隅を狛犬が守る(この神社だけ)。神国の「神事・芸能」欄には「御的の神事といって神官が青竹で作った弓で鬼と書いた杉板を射る神事、また田植えの神事は男松・女松…

29番   小伊津   −   三社神社

昭文社は三神神社。糸で丁寧によられた豪華な注連縄。右端が丸く束ねられている(この神社だけ)。駐車場がないので海岸沿いの佐香漁村集会所まで下ること(約300メートル)

28番   坂浦   −   鞆前神社(ともさき)

本殿の四隅を狛犬が守っているのはこの神社だけ。海岸沿い西方に赤浦あり(遍路道歩行可)。漁師の与市が仏像を引き揚げた場所(一畑薬師寺の縁起伝承による)三対の狛犬。

27番   伊野浦   −   狭槌神社(さつじ)

地合(ちごう)町は東と西に分かれているが西地合町に入る。藁で作られた獅子頭。潮汲み竹筒の紐に唐辛子。魔よけのお守りか。木の枝に竹筒多数。

26番    魚瀬   −   八神神社

天正年間(1573年代)以前より八王子権現と呼ばれていたが明治4年改称。鳥居が新旧連なって建っている。60年代の男性の話「新しい鳥居は本殿の前に立っていたがすぐ倒れたので現在の場所に移された」。魚瀬港方面へ進行し途中で切り返しをしなければならない場…

25番   古浦   −   古浦天満宮

神国・山口は「天満宮」。昭文社は古浦天満宮。拝殿頭上には二段構えに竜の彫刻。上部の竜には羽が彫刻してある。「六坊方面」への案内板から約200メートル六坊方面に進む。

24番   恵曇   −   恵曇神社  

拝殿頭上に上下二段に竜の彫刻物。同じ境内なのか分からないが右手奥に阿弥陀堂あり。神仏習合の証しだろうか。大ソテツ。

23番   手結(たゆ)  −  津上神社

珍しいもの①拝殿の扁額が左から書かれている②緑色の注連縄③手洗いの天井に叢雲の絵。各々この神社だけか。神国の「由緒・沿革」欄に「神社の西方に岩穴あり、塩穴と言って例祭にお参りする者はこの洞窟で潮を汲んで禊をし拝礼するのがこの地の風習(雲陽誌)」…

22番     片句  −  八幡宮

巡礼は浦々の家で門付けし善根宿で宿泊(S14・宮本踏査)。糸で編まれた黄金色の立派な注連縄。境内に阿弥陀堂あり(神仏習合の証か)。車の中からは神社が見えにくいので駐車場に車をとめ歩いて約100メートル片句港方面に下ること。

21番   御津  −   御津神社

御津と片句の尾根沿いに大師堂があり遍路の宿泊・休憩場所であった(S14年・宮本踏査)。赤い眼球二つが付けられた獅子むろが奉納されていた。いつの時代か社殿の一部を焼失。神社前に駐車可能場所はないので御津港付近に駐車すること。

20番   大芦   −   大崎川辺神社

昭文社は「大崎川辺神社」神国は「大埼川辺神社」さらに近くに「大崎神社」がありどちらの神社か迷った。鳥居の神額は「国主大明神」とあり神国の通称欄に「国主(くぬす)さん」とあることからこの神社と思われる。参道が新旧あり西側からの参道にも鳥居あり…

19番   加賀  −  加賀神社

キサガイヒメは加賀の神窟(潜戸)で佐太大神を生まれた後潜戸に祭られたがその後この地に遷宮された。珍しく本殿は茅葺き。小泉八雲は御津から小船で訪れている。(「知られざる日本の面影」)。神社前駐車場あり。

18番   野波  −  日御碕神社

神国によると古くは神社前方にある御(雄)島(おじまさんと呼ばれているー写真右)に鎮座されていたが天正8年(1580年)大波で流失。翌年現在の位置に移転された。

17番  小波  −  奴奈美神社(ぬなみ)

神国は奴奈弥神社。拝殿正面に浮き彫りされた見事な神額。境内の榊の枝に潮汲みの竹筒が多数。

16番   多古  −  八幡宮

昭文社の地図にはないが人文社にはある。黄金色の神額は豪華絢爛。この神社も高い場所にある。(神国には15番関連と同趣旨の記事あり)

15番   沖泊  −  津上神社

神国は多古となっている。同書によると津和野藩につかえる多胡家老が三隅町竹原に鎮座する八幡宮より分霊を賜り当地に祭ったものとある(同趣旨の記載が16番にもある)。沖泊集落の入り口に便所があるがその周辺が駐車場。黄金色の豪華な注連縄で鳥居、拝殿と…

14番  瀬崎  −  日御碕神社

駐車場がないので瀬崎港入り口で駐車し徒歩で野波方面に向かい消防小屋近くの電柱付近で左折民家の裏の露地を直進。約100段の石段。

13番   野井  −  弥佐加志能為神社(やさかしのい)

昭文社、人文社は弥佐加志能為神社。神国、山口は爾(に)佐加志能為神社。大谷の「雲津誌」によると「野井浦日御碕神社」とあるがなぜか判らない。自然石の岩に石段が作られている。境内の大木の枝に潮汲みの竹筒が多数納められている。神国に「宝物・日本書…