2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「日御碕」は「崎」である。笠浦漁協前に駐車して徒歩で野井方面に約30メートル進み右折して約100メートル、同所で左折すると神社が見える。漁師町独特の狭い道。分かりにくい場所であるが立派な神社。潮汲みの竹筒が数本納められている。
300年の歴史をもつやぶさめ神事が盛ん。境内に馬のモニュメント。海草(ホンダワラ)を入れた竹篭が供えられていたが目の不自由な人の祈りか。新千酌橋のたもとにあるJAくにびき千酌店の裏。
神国「特殊信仰並神事」欄に「夜参行事として遠洋漁業に出る家族の安全を祈って二夜三日の宮籠」という祭事ある。裏の小さな社には壊れた人形ケースが納められている。いずれも人の神に対する祈りを感じる。二連の注連縄。
神社の位置から浦を見渡すことは出来ないが長い年月の間に地形が変わったものだろうか。本殿は東向きである。
神国にはこの神社の「特殊信仰並神事」欄に「膝餅神事」と記載されているが見たいものだ。駐車場がないのでR37線上警鐘台の近くにある集会所付近に駐車し小川に沿って約100メートル山間に入る。
昭文社に表示されたこの神社が判らず苦労した。人文社は神社の記号のみ。神国には鎮座地が「片江」となっている。R37線上にある案内板から大崎鼻へ進む。質素な神社であるが立派な注連縄。
昭文社、人文社、山口は明島神社、大谷は「三社大明神」、さらに鳥居の神額は「住吉神社」となっている。神国には登載されていない。八朔祭には本土から神社まで提灯が掲げられる。
石碑によると東方約5間の位置に鎮座されていたが道路の拡張工事のため現在の位置に移転された。本殿正面の大木に縄蛇が幾重にも巻かれご幣が多数収められている。
50歳代の女性の話「以前はあの山(馬見山か)の雲津に抜ける山道を町内の人たちが出て整理していた」
60歳代の女性の話「神社へ向かう途中の民家は宿根をしておられたと聞いたことがある」。大谷によるとこの神社に「雲州四十二浦之詠歌」の額装が掲げられていたが焼失した。しかし「雲津誌」に翻刻されている。
神門には二連の祓解(ばっかい)が掲げられている。主祭神がお二方であることからだそうだ(コトシロノヌシノ神・ミホツヒメノ命)。コトシロノヌシノ神は大黒さまで鳴り物を好まれ楽器の奉納品が多く846点が重要有形民族文化財である(神国)
主祭神はコトシロノヌシノ命とミホツヒメノ命であるがコトシロノヌシノ命は大国主命のお子さんで父神を助けて国土の繁栄に貢献された神様。神殿正面の注連縄の上に掲げられた彫刻は龍二匹が彫刻され見事なものである。対岸の境港からの巡礼者はどこの港に着…